Global History Online
Global Initiatives
◇ Final Symposium:
Globalizing University History Education
Diversity, Trans-borders and Intersectionality
Date: 5-6 August 2019
Venue: Saji Keizo Memorial Hall, Osaka University
Nakanoshima Center
Day 1 Program: Monday 5 August 2019
9:30-9:50 Registration
9:50−10:00 Opening Speech
10:00−12:30 Panel 1 (A-1): Common Structures and Issues of
East Asian Countries
Panel Coordinator: Shiro Momoki
World History Discipline in China’s Universities
Yang Biao (East China Normal University, China)
High School History Curricular Reforms and the Role of University for Promoting
History Education in Korea
Yang Hohwan (Seoul National University, South Korea)
Teaching History in Vietnam from Global History Perspective: Reality and Prospect
Pham Quang Minh (Vietnam National University, Hanoi, Vietnam)
University History Education in a Country of Craftsmen
Shiro Momoki (Osaka University, Japan)
12:30−14:00 Lunch
14:00−16:30 Panel 2 (A-2): Perspective of Regions and Countries outside East Asia
Panel Coordinator: Daisuke Furuya
Globalizing History Education in Singapore: In Search of a National Identity and
International Standards
Liu Hong (Nanyang Technological University, Singapore)
History Education at the University of Athens and the Role of Archaeology in Greece
Kazuhiro Takeuchi (Osaka University, Japan)
History Education in German Universities and the Role of Public History
Susanna Popp (University of Augsburg, Germany)
History Education at Universities of Sweden and “Freedom of Choice”
Daisuke Furuya (Osaka University, Japan)
Discussant: Gerold Krozewski (Osaka University, Japan)
16:30−16:50 Coffee Break
16:50−18:00 Keynote Speech
The Global Growth of World History Education
Ross E. Dunn (Emeritus Professor of History, San Diego State Univer
Day 2 Program: Tuesday 6 August 2019
8:40−9:00 Registration
9:00−11:30 Panel 3 (B-1): Issues of Research/Teaching Fields
Panel Coordinator: Shigeru Akita
Global History Studies at Osaka University
Shigeru Akita (Osaka University, Japan)
The Role of Maritime Asian History for Global History Education
Masaki Mukai (Doshisha University, Japan)
The Place of Gunpowder in the Early Modern World and the Ways of Integrating it
into Global History Education
Sun Laichen (California State University, Fullerton, USA)
Rakhine and Rohingya in Myanmar: A Case of History Education in Southeast
Asian Area Studies
Kazuto Ikeda (Osaka University, Japan)
Commentator: Tsubasa Nakamura (Kyoto University of Education, Japan)
11:30−13:00 Lunch
13:00−15:30 Panel 4 (B-2): Teaching at Different Types of Universities and Institutes
Panel Coordinator: Kazuaki Tsutsumi
Education and Training at Osaka University, a Large-Scale Research-Oriented University
Kazuaki Tsutsumi (Osaka University, Japan)
The Situation of Local Universities: The Case of Shizuoka University
Jun Iwai (Shizuoka University, Japan)
Teaching Japanese History in the Globalisation/Internationalisation of Japan’s
Higher Education: From the Cases of “Top Global Universities” of Japan
Kayoko Fujita (Ritsumeikan University, Japan)
School and Social Educational Projects by the Northeast Asian History
Foundation, South Korea: A Current Situation and Prospects
Kim Minkyu (Northeast Asian History Foundation, South Korea)
Commentator: Tatsuo Inohara (Osaka University, Japan)
15:30−15:50 Coffee Break
15:50−18:20 Panel 5 (C): Approaches to Teaching History in the Globalizing World
Panel Coordinator: Takao Fujikawa
Preparing World History Teachers in the US and Japan
Kristine Dennehy (California State University, Fullerton, USA)
Not Just an Enigma: How to Connect Japan with the World beyond its
Specificities through University Education
Yasuko Hassal Kobayashi (Ritsumeikan University, Japan)
How to Interpret Historical Terms in Foreign Languages: Teaching Medieval
Japanese History in the Globalizing World
HUANG Xiaolong (Osaka University, Japan)
Digital History Connecting University, Students, and the Public
Takao Fujikawa (Osaka University, Japan)
18:20−18:30 Closing Rem
◇ インタビュー調査結果 一、北京大学歴史学科でのインタビュー 文責:黄霄龍
2019 年 12 月 18 日、
インタビュイー:包茂紅(ほう もうこう Bao Maohong)インタビュアー:黄、(猪原)
使用言語:中国語
1「全国統一入試か」(招生是通过全国统一的高考么
そうです。ただ「推薦入試」もあります。高校サマーキャンプを通して歴史学に興味を持つ高校生を探す。
優秀参加者として選ばれた学生は、大学入学試験では「加分」してあげる。
2 学部と院の学生数は?(本硕博课程各有多少名学生?)
学部は 42 名くらい。修士(留学生を含める)と博士はそれぞれ 50 名くらい。
3卒業要件としての単位数は?(毕业所需学分)
(包先生は詳しくない)
4 「専攻は「中国史」、「世界史」「外国語と外国史」(「外外」と略す)に分けられているが、二番目と三番目の違いは?(专业方向分为“中国史专业”“世界史专业”和“外国语言与外国历史专业”。后两者的
最大不同是?)
「外外」専攻は外国語学院との「共同専門」。日本語力自体は「外外」の学生は強い。しかし、外国語に
よる史料原典の読解能力は世界史専攻学生のほうが上。
5 学部の授業は講義のみか、それともゼミ形式もあるか。(本科课程除了讲义之外是否开设seminar?)
あるけど少ない。
6 学部と院の共通の授業あるかどうか(是否开设本科生和硕士一起上的课程?)
あるけど少ない。単位数は違う(学部生は 2 単位とれるが修士は 1 単位だけとれる。修士にとっては「レベルの低い」授業なので)
7 学位論文の指導は一人の教員が担当するか、それとも複数の教員が協力して指導するか(学位论文是每位学生由一位老师负责,还是多位老师共同指导一位学生?)
学部:三年目末に「学年論文」を提出;四年目末に「卒業論文」を提出。一人の教員が指導。試問は三
人の教員が参加。
修士:「卒業論文」を提出。試問は五人の教員が参加。
博士:標準修業年間は四年。二年目前半期に試験を行う。パスしたら「開題」の資格をもらえる→学位
論文の執筆に入る→「予答弁」(予備試問)を行う→パスしたら二、三ヶ月後論文を提出→一ヶ月間「匿
名審査」を行う→パスしたら正式的な試問を行う。
※投稿論文の公表は博士の卒業要件として求めない。博士論文自体の質を重視。北京大学だけの方針。
8 外国史の授業における外国語使用の割合。院生は海外の学術誌での論文投稿・公表状況(外国历史相关课程在授课中运用外语的情况。硕博学生用外文在外国学术杂志发表文章的情况)
・外国語で行う授業がある。院生向けの「研究生専題」(特殊講義)は基本的に中国語で行うが、英語で行う先生もいる(例えば陸揚先生)
・海外の雑誌での論文発表は推奨するが、公表した事例は少ない。留学(あるいは海外調査)の目的は明確であるので(資料と情報を収集、そして中国で学位論文を執筆)。
9 中国政府の留学基金を利用し海外の大学で留学する博士後期課程の学生の卒業要件として海外の学術誌での論文公表は求められるか?(关于海外高校联合培养的博士生(eg.
国家留学基金的公派留学等渠道)。是否将在外国学术杂志上发表文章这一点作为毕业硬性要求)
とくにない
備考:
学部生は卒業後、高校の先生になる事例もある。ただ、近年では、いい中学校・高校(北大付属中学校とか)の先生になるには博士号持ちも要件となっている。
二、北京外国語大学歴史学院でのインタビュー
2019 年 12 月 19 日
インタビュイー:楊釗(よう しょう YangZhao)インタビュアー:黄、(猪原)
使用言語:中国語
(北外大歴史学院について:「歴史学院」は 2017 年 12 月に成立した。それより先に成立したのは「全球史研究院 Institute for Global History」(2014 年 12月)である。現在は大学院のみの設置。学部は
2019 年 9 月から。なので今回のインタビューは、大学院の教育と、学部の教育に関する構想からなっている。)
1 大学院生の受け入れは全国統一入試を通じてか?(招生是通过全国统一的高考么?)統一入試です。「初试」(一次試験)と「复试」(二次試験)。
2 現在の院生数は?来年開設予定の学部ではどのくらいの学生を受け入れる?(目前硕博课程一共多少名学生?本科课程预计招收多少名?)
修士 10 名、博士 13 名。学部は毎年 13 名を受け入れる予定。
3 卒業要件(単位)(毕业所需学分)修士は 30 単位。
4 院の専門は「方法論としてのグローバルヒストリー」、「研究フィールドとしてのグローバルヒストリー(近代以降の対外交流史)」、「シルクロード史研究」に分けられているが、学部に関しては同じ構想か
(设置的主要方向?硕博课程的三个方向①作为方法论的全球史(全球史观),②作为研究领域的全球史(近代以来的中外互动史),③丝绸之路历史研究 )
学部は「世界史」一専攻のみ。
5 学部の授業は講義のみか、それともゼミ形式もあるか(专业课程除了讲义之外是否开设seminar?)学部は講義。
6 院と学部の共通の授業を設置する予定は?(是否开设本科生和硕士一起上的课程?)ない
7 院生の専攻科目の成績評価方法として、一万字以上の学術書の翻訳が挙げられている。学部生に対しても学術書の翻訳トレーニングを重視する方針か。(“硕士学位研究生培养方案”中提到专业课的考试方式之一是
1 万字以上的学术翻译。本科生培养是否也会注重学术翻译方面的训练?)
そうとは限らない。学部生の成績評価方法は、小論文(30%)と期末試験(70%)
7
学位論文の指導は一人の教員が担当するか、それとも複数の教員が協力して指導するか(毕业论文是
每位学生由一位老师负责,还是多位老师共同指导一位学生?)指導は一人。試問は 5〜6 人。
8 授業での外国語使用の割合。院生の海外学術誌での論文公表状況(目前硕博课程在授课中运用外语的情况。(本科课程的构想?)硕博学生用外文在外国学术杂志发表文章的情况?)
・歴史学院では中国語で行う。英語学科だと単位半分以上の授業は英語で行う。
・現時点まだ卒業生がいない。
・博士の卒業要件:論文二本。(修士は求めない)
9 歴史学院(=グローバルヒストリー研究院)の教員と院生は、グローバルヒストリーの視点から日本史のどの時期、どのトピックに関心をもつ?(全球史研究院的教师,以及硕博学生们在全球史的视角下主要关注日本哪个时期、哪个主题的历史?)
・近現代に関心が集中
◇ ハノイ国家大学での調査
調査者氏名 桃木志朗
日本学部門での聞き取り内容(9月 19 日午後)
ハイリン先生、ヴォー・ミン・ヴー先生(副学科長)、フン先生、フイ先生ほか
1.東洋学部の日本学専攻生の学部・修士それぞれの卒業要件科目・単位表(越英対象→付属資料C①②)の説明:
〈学部〉
モジュール I(共通の見識群:国家が指定)27 単位:マルクス・レーニン主義、外国語基礎、情報学基礎など
モジュール II(領域ごとの見識群:社会人文科学大が指定)26 単位:科学論、ベトナム文化基礎、世界史、論 理学、国家と法律、心理学概論、社会学概論など
[ここまでが教養課程に当たる]
モジュール III(分野ごとの見識群)15 単位:地域学概論、東洋史、東洋の文明と文化など
モジュール IV(専門グループの見識群)11 単位:東洋学部内で東北アジアと東南アジア・南アジアのどちら かを選択
モジュール V(日本学専攻の専門科目群)51 単位
総計 139 単位
*現在日本学の学士号を提案中でこの単位表はおそらく今年後限り。
*各科目は理論(座学)、実習、自習などの時間を含む。15 時間1単位だが実習部分は実時数の2分の1 で計算する。(例:基礎外国語Iは理論 16 時間、実習 40
時間[実際は 80 時間]、自習 4 時間の計 60 時間で 4 単位)
〈修士〉
モジュールI(共通の見識群)8 単位:哲学と語学
モジュールII(基礎と専攻の見識群)36 単位:必修 16 単位、選択 20 単位。
修士論文 20 単位
総計 64 単位
2.入試は倍率3倍。共通試験の後に第 3 志望まで出願できる。日本学専攻の合格最低点は 28.5/30 で全員第一志望。去年からダブル・ディグリーが可能になった
3.専門教育・研究指導:授業形式は同じ授業の中に実習の時間が組み込まれており独立した「演習」はない(外国語講読はある)。●年次レポート報告があるが全員ではない。卒論は 110
単位修得で資格ができるが成績・テーマも条件になる。卒論テーマは①現代
社会問題、②文化、③歴史・経済など。●学生は定員 24 人/年だがこの5年間は 30 人
/年。毎学年、10~15 名が留学する(2016 年度は交換留学 12 人。今年の 4 年生は 16 人が留学中)。●学部生(東洋学部)と院生(アジア学。ほとんどは社会人で指導は 5:30~8:30 に行う)の授業は全く別。TA 制度なし(大学側に要求があるが)。●現在教員 7 名(歴史4名、法学1名、宗教 1 名など)。学部学生 91 年(1年生はまだ学科分属していない。なお4年後期は卒論や資格取得などのため授業には出ない)。●教員のノルマは年間で講師 190 時間、副教授220 時間、教授 270 時間(修士は 1.5 倍、博士は2倍で計算)
●歴史の授業は以前は時代ごとに専門の教員が分担していたが現在はフイだけが担当。
●日本学は学部ではインターディシプリナリーだが対象は日本だけ、大学院ではディシプリンを絞る一方で地域を広げる。史学・哲学などの学部では逆方向。●博士のコースを作りたいが計画はこれから。修士課程受験者は
外国語大学出身者が多いが研究能力は弱い場合が多い。修士を教える教員は博士号取得者が1~3年かけて[学部教育の実績のことか?]認められると教えられる。●教授言語は日本語もかなり使う(特に3年後期から→そ
の前はパワポで日本語併記してベトナム語で教えるなど)。講義は主にベトナム語。参考文献は日本語・英語など。●学内他学部との共同授業などはない。留学中の単位は使えるが国内での単位互換制度などはなし(共通科
目開設の方向性は打ち出されている)。海外教員の招聘(集中講義)は毎年やっている。去年災害、今年ジェンダー。2006 年から国際交流基金の支援を受けている。
歴史学部世界史部門での聞き取り(9 月 20 日・於歴史学部会議室)
・歴代教授の写真が掲げてある部屋で(岡田と一部桃木が通訳)
I 午前中:歴史学部の概要
●現在8部門(専攻 chuyên ngành):考古学、文化史、古代・中世ベトナム史、近現代ベトナム史、世界史、史学理論、共産党史、都市史
●歴史学部内に創設され現在は分離独立している部門:民族学、東洋学、国際学、文書(アーカイブ)学、観光学、情報学など
*考古学は南中国・東南アジアをカバーするが世界考古学はやっていない。
●組織状況:上の世代からの継承と新しい世代のテーマを結合している。部門間の連携は強い。●現在の主な研究方向としては中南部土地制度、島嶼文化、国際社会への組み込みと自国・民族の特性の維持。それらを含む中
南部研究(各歴史文化空間の研究)、都市史・都市文化現象の研究(都市管理、都市構造・環境問題)、海洋・領海主権の研究など。
●その他いろいろなグループ研究と成果出版。それらを通じて理論的な先端性(計量史学、地域学、学際研究、グローバル研究…)と質の高さを追求。国際協力で新しいアプローチの摂取にもつとめる。
II.午後の世界史部門面談(同じ会議室)
・午前中の世界史メンバーのほか、創設者のヴー・ズオン・ニンVũ Dương Ninh 先生も参加。
1.送ってあった質問票の「I 基本情報」には解答を書き込んだものをくれる(ソンさん・
トゥイさん作)。この場でいちいち説明はせず。モジュールごとの単位数などはそこに
書いてある→後掲。
2.基本情報 II に関する一問一答
●一学年標準は歴史学部全体で 80 人でうち標準コース hệ chất lượng chuẩn が 60 人、高度コース hệ chất lượng cao が 10
人以上。4年次の内容は両者の区別無し。●世界史は毎年5人程度。ベトナム史も同程度。多いのは文化史、共産党史など。●世界史の内容上の重点は以前はヨーロッパ、ロシア、アメリカなどだったが現在はベトナム史の
世界史への位置づけ。●地域学と国際交流を結合させた視点。
●世界文明史は社会人文科学大全体の必修講義。歴史学部各部門の共通講義では世界史(古代中世、近代。現代で分担講義)があり、さらに各専攻(学科)の共通講義、特殊講義がある。世界史の学部での重点地域はアジア
特に東南アジア・東北アジア(東南アジア、東北アジアの経済と社会、ベトナム・ASEAN
関係など)。修士では東南アジア社会経済、清朝との外交など。博士では東アジア諸国の発展の道など。●ヨーロッパ中心史観には支配されていない。ベトナム史は国内に史料があるし、最近の歴史学部の教育方針はベトナ
ムの位置づけを含めグローバルヒストリーに近い。関係史・比較史を重視。
●世界史部門専任教員は6人。兼任4人(ハノイ師範大、社会科学アカデミー附属東南アジア研究院など)、その他非常勤講師(ハノイ師範大、社会科学学院、歴史学部から分離した学部に所属する元歴史学部教員など)。
●専任教員の分担と専門:グエン・ヴァン・キム Nguyễn Văn Kim(古代中世史担当、日本史、東アジア貿易・国交 bang giaoの歴史)、ダン・スアン・カン Đặng Xuân
Kháng(現代史担当、日本史、明治期の教育
+中東の歴史)、リー・トゥイ・ヴァン Lý Tủy Vân (?)(現代史担当、東南アジア現代史、マレーシア史)、タイン Thanh さん(近代史担当、アメリカ史、19~20
世紀米日関係史)、ディン・ティエン・ヒエウ Đinh Tiên Hiếu(?)(古代中世史担当、中国史、清代~近現代のベトナム中国関係史)、ファム・ヴァン・トゥイPhạm Văn
Thủy(近代史担当。東南アジア史。植民地期・ポスト植民地期のインドネシア史)、ほかにグエン・ニャット・リン Nguyễn Nhật Linh (古代中世史担当。15
世紀東アジアの背景と明の侵略で現在博士論文執筆中)。教員の多くは留学経験あり。●世界史の学生は年に5~6人。多くて 10 人。高学学生 học viên cao
học(修士課程院生?)は5~6人。研究生(博士課程院生?)は現在9人。●世界史学科の現在の3つの主要研究方向:①アジア海上貿易・国交、
②アジア各国家の発展の道のモデル、③科学技術史(新しいテーマ)。
●語学について;授業の一部は英語で教える。例:全学向け世界文明史には外国人学生も含む特別クラスがあり 15
回のうち2回英語で教える。同じくベトナム史も英語クラスあり(歴史学部の学生も多い)。また歴史学部の共通科目「世界史(古代中世史、近代史、現代史)にも英語で教える時間がある。●外国語を使った研究は大学が
奨励しており成績証明にも載る。英語講読は必修。その他は必修ではないが習う場所は他大学、語学学校などたくさんあり日本語もレベルアップしている。
●教員の4つの世代:(1)ニン先生(81)-東南アジア史の諸問題、ベトナムの対外関係史、(2)カン先生、(3)キム先生、(4)ソン先生、トゥイ先生など
●ニン先生のお話:自分はハノイ総合大学(現在の国家大の前進)の1期生。初の世界史教員として 1960 年から 95 年まで教えた。その間国際研究学部を設立。70
歳で退官したがその後も数年教え、現在も世界史部門のメンバーシップをもつ。3つ話したいことがある。
(1)現在の教員は自専攻の卒業生(留学経験あるが)。昔はソ連、東ドイツなど留学した。今はいろいろ。
(2)資料は最初はソ連・中国のものから資料集を作った。のちあちこちから持ち帰る。
2000 年代には特殊講義の内容を本にしている(2001 年自分が主編、2007 年キムさんと共編[①総論、②貿易・国交、③東南アジア]、2015 年、2017
年[①ホーチミン主席と革命、②ベトナムの貿易・国交の伝統、③東アジアの変動、④ベトナムのドイモイと国際社会への統合、⑤ベトナムの国境と島嶼、⑥結論;世界におけるベトナムの位置]。その他、2007
年に出した『19~20 世紀東アジア諸国の改革』は今年再版して国家大学賞受賞。
(3)今の世界史専攻の課題:学生のレベルアップ(最大の問題は一部を除き外国語)。また研究生の指導のレベルアップも必要。大学・専攻内の幹部はよいが、他機関出身者は方法論を身につけていないので信用できない。
●秋田の阪大紹介:サイズが近い(阪大は世界史教員 11 名、日本史 5 名、考古学 3 名)。
3つの重点領域(①中央ユーラシア、②海域アジア史、③近現代グローバル経済史)
→日本の位置を重視し日本史とも協力。近現代グローバル経済史はもともと西洋史の影響が強いが阪大ではアジア発の新しい世界史を目指す。その2大プロジェクトがA
AWHと、オックスフォードなど6大学のネットワーク。
●岩井も地域と世界史をつなぐ静岡大の取り組みを紹介。
●べトナムの歴史教科書について:主に師範大の教員が書き一部国家大教員が参加。今の改革では教科書を複数化し各省に選ばせる。社会人文科学大の教員が総主編の歴史教科書も教育出版社から出る。今朝その編集会議が
あった。しかし地理を知らない、外国語を知らないなど執筆者に問題があり、世界史部門の研究成果が十分書き込まれそうには見えない。
●学部生は標準系、高度系、師範系(中学・高校教員志望者)に分かれ、師範系は国家大の中の教育大が管理するが、最初の3年は歴史学部が教える。
(参考)質問票と答え
I Cá c thô ng tin cơ bá n 基本情報:
1. Cơ chế thi vá ô đá i hô c 入試について: tô chứ c thi riế ng háy tô chứ c chung cu á nhá nứơc?
Nô i dung thi vá tiế u chuá n cu á thí sinh lá nhứ thế ná ô?
全国統一入試か個別入試か。試験の内容や受験生に要求される条件は?→2017 年から高校12
年生卒業試験といっしょに全国共通試験をしている。受験生はその試験後に自分の点数から志望する専門を選ぶ(A群、C 群、D 群…)、その前の 2015-16年は国家大学の能力評価試験をしていた。これはコンピュータで 140 問に答えさせるものでうち 50 問は自然科学領域の共通問題、50 問は社会領域の共通問題、40 問は自然または社会で受験生が選択する問題。さらに前の 2014 年以前は、A、C、D など群ごとに国家共通試験をしていた。受験生は大学を選んで出願し、点数が出たところでどの学部・大学に入れるかが決まった。内容は高校レベルで、それぞれの合格点に達すれば合格した。
2. Đế tô t nghiế p đá i hô c (đế cô đứơ c bá ng cứ nhá n), cá c sinh viế n
phá i hô c báô nhiế u hô c phá n (crếdits)? Trông đô cô báô nhiế u lá giá ô du c
đá i cứơng vá báô nhiế u lá giá ô du c chuyế n mô n?
卒業要件。教養教育と専門教育の単位の割合は?→歴史学部には2つのコースがある。標準コースと高度コースである。2015 年度の所要単位数は以下の通り。
科目群 標準コース 高度コース
単位数 % 単位数 %
1 共通見識群(M1) 27 19.4 32 20.1
2 領域ごとの見識群(M2) 26 18.7 26 16.4
3 分野ごとの見識群(M3) 18 13.0 18 11.3
4 専門グループの見識群(M4) 11 7.9 13 8.2
5 専門科目群(M5) 57 41.0 70 44.0
合計単位数 139 100.0 159 100.0
3. Giá ô du c đá i cứơng vế li ch sứ đứơ c thứ c hiế n nhứ thế ná ô? Trông đô cá c sinh
viế n Khôá Sứ phá i hô c nhứ ng mô n gí? 教養課程での歴史教育はどのように行われているか?
歴史学部の学生の必修科目もあるか?→教養教育は最初の3年間で学ぶ。内容はそれぞれのプログラムによる。
4. Sinh viế n Khôá Sứ thuô c cá c chuyế n ngá nh lá tứ ná m thứ má y? Hô
cô thế chô n chuyế n ngá nh cu á mính chí thếô sơ thíc h, háy lá cô sứ tuyế n chô n
dô Khôá hôá c Bô mô n tô chức? 歴史学部の学生が専攻(部門)に分かれるのは何年生からか。専攻の選択は本人の希望だけで決まるか、それとも専攻による選抜があるか?→4年生の前半から専攻に分かれる。専攻は学生が完全に自分で選ぶ。学部側の選抜はおこなわない。
5. Giá ô trính chung cu á Khôá Sứ vá giá ô trính riế ng cu á cá c Bô mô n đứơ c xế p
há ng nhứ thế ná ô? 歴史学部の共通科目と専攻(部門)の独自科目の配列や割合はどうなっているか?
→学部共通カリキュラムと専攻ごとのカリキュラムは並列関係にある。教養段階、専門段階などでどちらが強調されるかが異なる。
6. Cá c lơ p hô c (courses) cu á bô mô n đế u lá lơ p hô c giá ng bá i
(lếcturế côursếs) háy cô lơ p sếminár (seminar courses ánd tutorials)?
専攻の授業は講義ばかりか、それともゼミ形式もあるか?→各コースは講義、ゼミ形式、チュートリアルなどを含んでいる。フィールドワークの授業も国立歴史博物館、コーロア遺跡地区[紀元前 3 世紀とされる都市遺跡]、タンロン遺跡、バッチャン陶磁器村、ディエンビエン博物館、タンチャオ遺跡地区[ベ トミンが 1945
年に総蜂起を決定した場所]などでおこなっており、考古学の発掘実習 も北部の多くの地方で実施している。
7. Viế c hứơ ng dá n luá n á n tô t nghiế p đứơ c thứ c hiế n nhứ thế ná ô? Mô i sinh
viế n chí cô mô thứơ ng dá n viế n háy cô hái bá hứơ ng dá n viế n?
卒論指導は一人の教員が担当するか、それとも複数の教員が協力して指導するか?→4年生の初めに卒論執筆資格(標準コースでは 100 単位、累積平均点 2.5/4 以上、高度コースでは 115単位、累積平均点 2.5/4
以上)。各部門では学生の数を勘案して指導教員を割り振る。通常は1人の教員が複数の学生を指導するが、1人の学生が複数教員の指導を受ける場合もある(たとえば考古学の発掘報告では通常一つの発掘に2人の指導教
員が付く)。
8. Cứ nhá n tô t nghiế p Khôá Sứ thế lá m giá ô viế n trung hô c đứơ c khô ng?
歴史学部の卒業生が中学・高校教員になるか?→歴史学部卒業者が中学・高校教員になれるが、それには教職科目を履修して業務免許を得る必要がある。
9. Phứơng phá p đá ô tá ô NCS 大学院教育: cá c lơ p hô c (courses) dá nh chô NCS vá lơ p hô c
sinh viế n hôá n tôá n khá c nháu, háy lá cô mô t sô lơ p hô c chung? Vá cô cơ chế
gí NCS hứơ ng dá n nghiế n cứ u cu á cá c sinh viế n nhứ teaching assistant không? 大学院の授業は学部生向けの授業と全く別か、それとも共通の授業もあるか? また院生が学生の研究を手伝うTAのような仕組みはあるか?→学部と研究生・高学学生向けの授業は完全に別である。ただ各部門の活動の中で、一部教員のコーディネートによる学部・修士・博士の共通活動が設定されることがある。
II Cá c vá n đế má đôá n muô n biế t thứ c tế cu á Bô mô n LSTG より具体的な質問(この答えは一問一答部分にある)
1. Bô mô n LSTG cô báô nhiế u giá ô viế n? Chuyế n nghiế n cứ u vế lính vu c ná ô? Vá
háng ná m côkhôá ng báô nhiế u sinh viế n vá NCS? Cá c sinh viế n/NCS chu yế u nghiế n cứ u
vế lính vứ c ná ô? 世界史部門(専攻)の教員数と専門。毎年の学生数と大学院生の数。学生・院生が専門に研究する分野。
2. Bô mô n chu trông dá y nhứ ng quán điế m/phứơng phá p li ch sứ thế giơ i
ná ô? Quán điế m giao lưu quô c tế ? Háy lá li ch sứ cá c khu vứ c lơ n vá quô c giá lơ n?
Vi trí cu á khu vứ c chá u A nô i chung vá Đô ng A -Đô ng Nám A nô i riế ng
lá nhứ thế ná ô? Viế c khá c phu c quánđiế m/phứơng phá p cu côi li ch sứ Chá u A u lá m li ch sứ “máng tính chá t tá m gứơ ng chôtá tcá nhá n lôá i” đứơ c tiế ng há nh nhứ thế ná ô? Sứ phá t triế n gá n đá y cu á phứơng phá p li ch su tôá n cá u (global history) đứơ c đô i xứ nhứ thế ná ô?
世界史専攻(部門)が重視する観点ないし方法は、国際交流史、各地域世界や大国の歴史などのうちどれか? アジア特に東南アジアの位置づけは? ヨーロッパ中心史観の克服はどのように進められているか?
最近発展したグローバルヒストリーへの対応は?
3. Mô i quán hế giứ á li ch sứ thế giơ i vá li ch sứ Viế t 世界史とベトナム史の関係 Nám: Nế u cô
sứ bá t đô ng vế cá c quán điế m chính giứ á li ch sứ thế giơ i/li ch sứ khu vứ c vá li
ch sứ Viết Nám, trông Khôá Sứ vá Bô mô n giá i quyế t nhứ thế ná ô? Ở Nhá t Bá n chá ng
há n, giứ á bá chuyế n ngá nh lá Li ch sứ Nhá t Bá n, li ch sứ Phứơng Đô ng, vá li ch
sứ Phứơng Tá y cô nhiế u sứ chế nh lế ch vá bá t đô ng vế thuá t ngứ -khá i niế m li
ch sứ , kế cá phứơng phá p phá n ky li ch sứ .世界史、地域史、ベトナム史などの間で大きな観点の違いがあった場合にはどう解決しているか? 日本の場合だと、日本史・東洋史・西洋史の3専攻の間でしばしば基本的な食い違いがあるが。
4. Vế hô c tá p/sứ du ng ngôá i ngứ 外国語の学習・使用について
--Tá t cá lơ p hô c trông mô n dá y bá ng tiế ng Viế t, háy cô mô t sô lơ p dá y bá ng
ngôá i ngứ (Dá y li ch sứ My bá ng tiế ng Anh, chá ng há n)?
すべての授業の教授言語はベトナム語か、それとも一部に外国語(例:英語)で教えるクラスもあるか?
-Sinh viế n/NCS chuyế n vế li ch sứ nứơ c ngôá i nhá t đi nh phá i hô c tiế ng nô i (vá
cá c đô c sứ liế u) cu á nứơ c/khu vu c mính nghiế n cứ u, háy lá cu ng cô thế nghiế n
cứ u bá ng tá i liế u tiế ng Viế t? Trứơ ng hô p sinh viế n/nghiế n cứ u sinh cá n hô c mô
t ngôá i ngứ mơ i (tiế ng Nhá t chá nghá n), nế n hô c ơ đá u?
外国史を研究する学部生・院生は対象地域の言語の習得を義務づけられているか、それともベトナム語の資料だけで研究することも許されているか?新たに外国語を習う必要がある場合(例:日本語)、どこで習えるか?
--Cô biế n phá p ná ô khuyế n khíc h sinh viế n/NCS cu á cá c chuyế n ngá nh li
ch sứ Viế t Nám sứ du ng ngôá i ngứ đế khái thá c tá i liế u/cô ng bô thá nh tứ u
nghiế n cứ u khô ng? ベトナム史専攻の学生に外国語の資料を探したり研究成果を外国語で発表することを奨励する仕組みはあるか?
◇ International Conference on History Education:
"How Is History Taught? Local, National, and/or Global Perspectives"
Sponsored by: School of Letters, Osaka University; Department of History & Department of Foreign
Languages and Literatures, California State University, Fullerton (CSUF); Bedford/St Martin’s Press
Date: Sunday, April 29, 2018 (8am-6pm)
Venue: Ontiveros ABC, Titan Student Union, CSUF
Breakfast (8-8:30am): Ontiveros ABC
Opening Remarks (8:30-8:35am): Kristine Dennehy (Chair, Department of History, CSUF) “Osaka History
Education Project” (8:35-8:50am): MOMOKI Shiro (Project lead)
Time allocation: 20 minutes for each speaker; 20 minutes for Qs & As for each panel.
Technology: PowerPoint equipment available (please bring your USB drive).
Panel One (8:50-10:10am): World History and Asian History
Robert Strayer (CSU, Monterey Bay), “World History as a Vehicle for Teaching Contextual Thinking”
Nancy Fitch (CSUF), “The Significance of Asian History and the Transformation from ‘Western
Civilization’ Survey to ‘World Civilizations’ Survey at California State University, Fullerton"
Kristine Dennehy (CSUF), "Putting Japanese and Korean History Surveys into Global Perspective"
Break (10:10-10:20am)
Panel Two (10:20-11:40am): World History and European/American History (Chair: Kate Burlingham)
Gayle K. Brunelle (CSUF), “The Shift from Teaching Early Modern Europe to Early Modern World”
Kate Burlingham (CSUF), “Bringing the World into US History and US History into the World: Taking
off the Cold War Lens in US Foreign Relation and World Civilizations Courses”
Daniel McLure (CSUF), "Teaching Contemporary Economics in the Big Picture: Neoliberalism, the
Longue Duree, and Modernity"
Panel Three: (12:40-2pm): Embattled History and Reform (Chair: AKITA Shigeru)
AKITA Shigeru (Osaka University, Japan), “The Reform of Osaka University's History Education in the
19th-20th Centuries”
Yasuko Hassal KOBAYASHI (Osaka University, Japan), “Who Owns 'National' history? Some Insights from
Australia’s Recent History Debate for Japan as a De facto Migration Country”
KIM Minkyu (Northeast History Foundation, Republic of Korea), “Present situation of ‘History War’
inside South Korea”
Panel Three (2:00-3:20pm): Training and Learning History (Chair: MOMOKI Shiro)
MOMOKI Shiro (Osaka University, Japan), “The Reform of Entrance Examination and Teacher Training in
Japanese Universities: Can History survive?”
YANG Biao (East China Normal University), “Training History Teachers in China”
Joey Low (CSUF), “Learning History at Two California State Universities: My Own Experiences at
Bakersfield and Fullerton”
Panel Four (3:20-4:40pm): History Curriculum and Textbooks (Chair: Jack Liu)
Jack LIU (CSUF), “China in American K-12 History Curriculum and Textbooks”
YU Yunquan, SUN Jingxin, and LI Xu (China International Publishing Group, Beijing), “Investigations
of Chinese, American, and Japanese Peoples’ Historical Perspectives and Transformations”
Steven Smith (CSUF), “The Islamic Revolution in Iran and the Teaching of Persian history in the
Elementary schools”
Panel Five (4:40-6:00pm): Teaching World History in California High Schools (Chair: Connie
DeCapite)
Connie DeCapite (Fullerton International Resources for Students and Teachers [FIRST], CSUF), “State
of California Initiative on Interdisciplinary Global Perspectives in History Education”
Mandy Bush (Norte Vista High School, Riverside, California), “Globalizing the Classroom to Prepare
Students for the 21st Century”
Linn Lee (Santa Ana High School, Santa Ana, California), “The New California State Framework
Integration of Global Perspectives in World History”
Concluding Remarks (6pmish): MOMOKI Shiro and SUN Laichen
Dinner (6:30-8:30pm): Mas' Chinese Islamic Restaurant (601 East Orangethorpe Ave,
Anaheim, CA 92801)
◇ 3rd Workshop of JSPS Global Initiatives: International Comparative Research on How to Adapt Nation-State Oriented University History Education to the Era of Globalization
『課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業』 (グローバル展開プログラム)
「国民国家型の大学歴史教育をグローバル化時代に適応させる方法に関する国際比較」 http://history-education.labos.ac/ja
中国・韓国・アメリカなどから研究者を招いて行った2回のワークショップを受けて、今回はシンガポールとベトナムの学者、それに日本の地方大学の教員を招いて、大学歴史教育の内容・方法の改善に関する討論を続行したい。東南アジアの2国からの学者は、所属大学の性格だけでなく「一国史観」についても、対照的な位置にある。日本国内でも地方大学の教育条件は大阪大学と大きく違っている。今回はこうしたコントラストに着目して、歴史教育に関する多様なアプローチについて議論したい。
After the first two workshops, in which Scholars from China, Korea, and US participated, we would like to continue our discussion toward a new model of history education (in both contents and methods) in universities, inviting Southeast Asian scholars from Singapore and Vietnam, and a scholar from a local university in Japan as well. Scholars from two Southeast Asian countries appear to have “symmetrical” positions, not only in the nature of their universities, but also in the influence of nation-state ideology. In japan, local universities have quite different conditions form big universities such as Osaka. We would like to focus on such contrasts and differences to diversify our approach to history education.
第3回研究会ブログラム(tentative program)
日時:2017年12月10日(日)10時~17時 10:00-17:00, Dec.10 (Sun) , 2017.
会場:大阪大学豊中キャンパス(文学研究科大会議室)
Conference Room, Graduate School of Letters, Toyonaka Campus, Osaka University
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html (Bldg. no. 2)
10:00-10:20 開会挨拶・趣旨説明 Keynote Speech
堤一昭Kazuaki Tsutsumi(大阪大学文学研究科Graduate School of Letters, Osaka Univ.)
10:20-12:30 南洋理工大における歴史:コンテクスト、カリキュラムと発展
History @ NTU: Context, Curriculum, and Development,
Els van Dongen and Hallam Stevens (History Programme, Nanyang Technological University)
12:30-14:00 昼食Lunch
14:00-14:30 ベトナムの歴史教育改革 The Reform of History Education in Vietnam
Pham Quang Minh (University of Social and Human Sciences, Vietnam National University)
14:30-15:00 地方大学でのグローバルな歴史教育Toward Globalizing the History Education in a Local University in Japan 岩井淳Iwai Jun(静岡大学Shizuoka University)
15:30-17:00 総合討論 Discussion
◇ 2nd Workshop of JSPS Global Initiatives: International Comparative Research on How to Adapt Nation-State Oriented University History Education to the Era of Globalization
グローバル展開プログラム第2回研究会ブログラム
日時:2017年7月21日(金)10時~17時 10:00-16:30, July 21 (Fri.) , 2017.
会場:大阪大学豊中キャンパス(大阪大学会館会議室1)
Seminar Room 1, Osaka University Hall, Toyonaka Campus, Osaka University
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html (Bldg. no. 31)
10:00-10:30 開会挨拶・趣旨説明 Keynote Speech
堤一昭Kazuaki Tsutsumi(大阪大学文学研究科Graduate School of Letters, Osaka Univ.)
10:30-11:30 アメリカの大学歴史教育について-カリフォルニア州立大の例を中心に
University History Education in the United States, with Special Reference to the California State University
Kristine Dennehy (California State University, Fullerton)
11:30-12:30 韓国の大学歴史教育について-ソウル大学の例を中心に
University History Education in South Korea, with Special Reference to Seoul National University
梁豪渙Yang Hohwan (Seoul National University)
12:30-14:00 昼食Lunch
14:00-14:30 外国語学部での歴史教育について History Education in the University (School) of Foreign Studies
古谷大輔Daisuke Furuya(大阪大学言語文化研究科Graduate School of Language and Culture, Osaka Univ.)
14:30-16:30 総合討論 Discussion
◇ JSPS Global Initiatives:
International Comparative Research on How to
Adapt Nation-State Oriented University History Education to the Era of Globalization
Seminar: “A Comparison of History Education in East Asian Universities”
March 25, 2017, 13:00~18:00
Venue: Machikaneyama Kaikan, Toyonaka Campus, Osaka University
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html(the building No. 80)
Opening speech: 13:00-13:10 Tsutsumi Kazuaki(Osaka University, Japan)
Speakers
13:10-13:50
Momoki Shiro (Osaka University, Japan), History education in Japanese universities
14:00-14:40
Yang Biao (East China Normal University, China), History education in Chinese universities
14:50-15:30
Kim Minkyu (Northeast Asian History Foundation, South Korea), History education in Korean universities
General discussion 15:45-18:00